gn help ninja_rules

Ninjaのビルドルール

allとdefaultルール

すべての生成されたターゲット（"gn help execution"参照）は暗黙のルールallに追加される。ninja allはすべてをコンパイルする。デフォルトルールはターゲットが指定されていない場合に使われる（単にninjaとタイプしたとき）。ルートビルドファイルにdefaultという名前のターゲットがある場合、それがデフォルトのビルドルールになる。そうでない場合はallルールが使われる。

phonyルール

GNはNinjaのphonyルールをデフォルトツールチェインでのターゲットのために生成する。phonyルールは生成された名前が衝突することがあるので、以下のような優先度で生成される：

1. ビルドにより実際に生成されたファイルは常に優先される。
2. トップレベルの//BUILD.gnファイルのターゲット
3. トップレベルディレクトリのターゲットで、ターゲット名がディレクトリ名のもの
4. ＜省略＞

これらのphonyルールは人々の期待に沿うようなビルドをするために提供され、Ninjaさえ実行すればいいように提供される。プログラムの他の部分と矛盾しないように、GNの内部検査コマンドは明示的なラベルを受け入れる。

デフォルトでないツールチェインでターゲットを明示的にコンパイルするためには、ビルドディレクトリからの相対パス形式で出力ファイルの名前をNinjaに与えなければならない。