gn help buildargs

ビルド引数外観

ビルド引数はビルドファイルが参照する変数。

どのようにビルド引数が設定されるか

最初に、システムデフォルトの値が設定される。それらは以下

   - host_cpu
   - host_os
   - current_cpu
   - current_os
   - target_cpu
   - target_os

次に.gnに記述されるデフォルトの設定で上書きされてから、プロジェクトごとの設定で上書きされる。"gn help dotfile"で.gnについて知ることができる。

--argsで指定された値で上書きされる。指定されない場合は、args.gnの値が使われる。

最後に、非デフォルトツールチェインでコンパイルされるターゲットについては、ツールチェインの値で上書きされる。これらの値はツールチェイン定義のツールチェイン引数セクションで指定される。一例としては、ツールチェインはプラットフォームごとにコードをビルドするので、常にPosixを指定したい場合などである。"gn help toolchain"を参照

上書きしたビルド引数がdeclare_args呼び出しに現れなかった場合、致命的でないエラーが表示される。

例:

 gn args out/FooBar

ディレクトリout/FooBarを作り、エディタを開く。以下のようなものを設定できる。

 enable_doom_melon=false
 os="android"

 

 gn gen out/FooBar --args="enable_doom_melon=true os=\"android\""

ビルドディレクトリのビルド引数を上書きする。(ダブルクオートはシェルにより必要になる場合がある)

ビルド引数がどのように使われるか

引数を使いたい場合はdeclare_args()を使いデフォルト値を指定する。デフォルト値は上書きされない限りその値が使われるが、デフォルト値が何かを上書きすることはない。

しばしば、ルードのビルド設定ファイルがグローバル引数を宣言し、それが他のすべてのビルドファイルに引き継がれる。ここのビルドファイルでの設定はそのビルドのみに影響する。デフォルト値をimportしてから個別の値を設定すると便利である。

Page last modified on June 26, 2018, at 12:45 AM
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