Youtubeで藤田幸久氏の国会答弁が話題に

2008年1月10日に行われた参議院外交防衛委員会において、民主党の藤田幸久氏が911の疑惑について質疑を行った。日本の国会答弁が海外で話題となることはほとんどないが、この質疑だけは違った。

YouTobeにアップされるとすぐに字幕のついた影像がアップされ、他の911関連のコメント欄にはこの影像を紹介するコメントが書き込まれ、911追求系のサイトで紹介された。

世界の多くの人は911について疑義を感じており、さらにそれを追求しない政治家やマスコミに多大な不満を抱いている、ということが書き込まれたコメントを見るとよくわかる。今回の参議院での質疑はこのような欲求不満を解消する機会ともなった。

書き込まれたコメントを見ると、”brave”やら”have balls”のように、藤田氏が勇敢であるという評価が多い。彼らは自国の政治家やマスコミがこの件に触れることを恐れていると考えており、その恐怖を乗り越え勇敢に問題提起をした藤田氏を称えているのだ。

確かに、日本ではいくつかのTV番組で911疑惑に触れたが、アメリカでそのような番組が報道されたという話は聞かない。特番でも組めば高視聴率を期待できるのに、である。

理由もある。もし911に疑義を提出し、後になってそれが陰謀でもなんでもないと誰もが疑い得ないような形で提出されてしまったら、その失態は後々残り、狼少年になってしまうかもしれない。場合によっては非国民扱いされるかもしれない。

民主党には「永田メール」という触れられたくない過去がある。轍を踏むわけにはいかない。にもかかわらず、共産や社民ですらやらなかったことをやった。勇敢と無謀は紙一重だが評価したい。

911は前代未聞の事件であり、そこで生じたさまざまの事象を科学的に間違いのない形で提供することはさまざまな専門家を集めても相当難しいと推測される。

911陰謀論に対してよくある議論は、陰謀論の提示するものはすべてくだらない、ばかげていると大上段から全否定すること、とともに間違いなく陰謀であると全肯定することだ。どちらも無意味だし、興味もそそらない。911は前代未聞であり、誰も100%の確信を持つことなんてできない。だとすれば提示された疑義に対し個別に詳細に議論をするしかない。

今回の参議院での質疑では、自民党のアメリカに対する態度が変わったのかは見定めされなかった。自民党は小泉政権時代、大量破壊兵器問題で苦労したはず、もし同じような問題が起こったとき前と同じ言い訳では通用しない。

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