被差別部落問題とGoogle Earth

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さすがはアメリカ、差別問題には敏感に反応しますね。digg.comで掘られていました。

http://tech.yahoo.com/news/ap/20090502/ap_on_hi_te/as_japan_google_dark_secrets

要約すると、Google Earth のなんらかのフィルタの1つを適用すると、部落の場所がわかる(今は消えているらしい)というもの。おかげでGoogleはいろんな人に怒られたみたい。

それにしても部落問題はどうしていつまでも解決しないのか?まず部落開放同盟という組織があるが、ここが左翼だといって非難されている、といわれる。指摘されてるように彼らの綱領を見ると以下のように書いてある。

われわれは、部落差別を支える非民主的な諸制度や不合理な迷信・慣習、またイエ意識や貴賤・ケガレ意識など差別文化を克服し、身分意識の強化につながる天皇制、戸籍制度に反対する。

この一文だけなんだか飛びぬけたものになっています。突っ込みたいところはいろいろあるが、やっぱり「身分意識の強化につながる天皇制」が一番すごい。そしてこれによって左翼呼ばわりされているのだと思う。

左翼の理論として君主をどう扱うかは明確ではなくて、ヘーゲルなんかは称えている感じですし、マルクスでも形式的記述はいくらかありますが、論理としてはできていない。自分で読んだ他のものの中にも皇室を否定的に捕らえているものは多々ありましたが、論理として完全と思われるものはひとつもありませんでした。だから、こんなことを本気で言えるとしたらどこかに決め付けがあると思います。

いずれにしても隠すことによって差別をなくすという、そもそも矛盾しているようなやり方ではこの問題は解決しないと思います。それでいいと人間は納得できなくなってくると思います。

★地図の見方

Google Earthをインストールして起動して、下図のようにレイヤーで「ラムゼイ歴史地図」をチェックする。

layer

そうして日本を見るとアイコン見たいのが出るのでそれをクリックすると地図がでる。

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