ここより要約
e1000eモジュールでサポートされるIntel 82566と82567のネットワークインターフェース(ICH8とICH9のチップセットの一部分)のEEPROMデータが壊れてしまい、使えなくなってしまう。
自分のPCがこの影響を受けるかどうかは以下のようにして確認できる。
# lspci | grep 8256[67]
上のコマンドで出力があれば、この問題の影響を受ける。出力がない場合は影響を受けない可能性が高いが、以下のコマンドによりe1000eモジュールを使っているかを確認できる。
# /sbin/lsmod |grep e1000e
上のコマンドで出力があれば、e1000eが使われており、影響を受ける可能性がある。
以下のコマンドを使えば、EEPROMデータをバックアップできる。
#ethtool -e ethX > savemyeep.txt
ethXは通常eth0などとなる。
カーネルの置き換えができない場合、networkサービスの停止後以下のコマンドでe1000eを無効にできる。
# modprobe -r e1000e
# rm -f /lib/modules/2.6.27*/kernel/drivers/net/e1000e/e1000e.ko.gz
# depmod -a
この問題が発症するとグラフィックドライバによりカーネルパニックを起こし、ネットワークが使えなくなる。直すにはマザーボードのBIOSを更新すればいいのかもしれない。