vmwareのハードディスクファイル.vmdkは最初に作成するとき、ファイルを分割しないか2Gで分割するかを選択できます。FATファイルシステムでは4G以上のファイルは作成できないので2Gで分割することになりますが、すでに分割なしで作成されている.vmdkを2Gに分割する方法はGUIレベルでは提供されていません。
これを行うにはコマンドラインツール vmware-vdiskmanager.exeを使います。このファイルはvmwareがインストールされたフォルダに存在します。(Windowsを想定)
注:以下の作業は危険なのでバックアップを取ってから行ってください。
1、ゲストOSをシャットダウンする(してない場合)
2、vmwareを終了する。
2、コマンドプロンプトを開き、.vmdkファイルがあるフォルダへ移動する。
3、.vmdkを一時的にリネームする。(同名の分割ファイルを作成するため)。ここではaaa.vmdkとします。
"<path_to_vmware>\vmware-vdiskmanager.exe" -n original.vmdk aaa.vmdk
4、vmware-vdiskmanager.exeを使って2Gに分割する。
"<path_to_vmware>\vmware-vdiskmanager.exe" -r aaa.vmdk -t 1 original.vmdk
上記の -t 1は2Gで可変長のディスクに変換します。固定長にしたい場合は -t 3 を指定します。
5、vmwareを起動して異常がないか確認後、aaa.vmdkを削除します。
分割してない.vmdkをFATで使っていると4Gを越えた瞬間にエラーになります。エラーを起こしたファイルはそのままでは上記の方法を使えないのでいったんNTFSへゲストOSを移動し、そこでvmwareで開けば自動的にエラーを修復してくれます。その後2Gに分割してからFATへ戻します。