インターネットは思想の勝利

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慶応大学の偉い先生の話、インターネットは端末がいろいろ大変な処理をして、ネットワークはシンプル、一方の電話は端末はシンプルでネットがいろいろ大変な処理をする。インターネットはこの思想の勝利とのこと。

その1、インターネットとは、インターナショナルとかの言葉と同じで、ネットをつなぐものという意味。ではネットとは何かというと、この場合、すべてのノード(コンピュータ)が他のすべてのノードにつながっていて、あるノードから発信されたデータは他のすべてのノードに届くようなネットワークのこと、すなわちLANのことになる。だからインターネットとはLAN同士をつないだネットワークということになる。LANのような接続形態ではノード数に限界がありそうであることは想像がつく。

一方の電話は、LANのような接続ではなく、電話の線は交換機という機械につながっていて、電話をかけるとここで、相手の電話の線と自分の電話の線をつなげる。もしLANのようなものだったら、受話器をあげたらすべての電話の会話を聞くことができて、自分の声もすべての人に届くことになる。これじゃ駄目なので、電話が交換機をとおすというのは別に思想ではなくそうなるほかなかったということだろう。

コンピュータの場合は、きたデータを自分当てのデータかをみて、そうなら処理するし、違うなら捨てるということができる。

はじめてコンピュータを接続した人、しかも3台以上を一緒に接続しようとした人はどう接続しようと考えるだろうか。電話型にするのかLAN型にするのか?そういえばトークンリングのように円のようにつないで、常に隣の人にデータを渡すのを繰り返す電車のようなものが走っていて、それにデータを載せる方法もある。

いずれにしても最初は二台でつないでいたわけで、そのときはこんなことを考えなくてもいいのだが、三台つなぐ場合にどうすればいいか。電話のように交換機を作るのは大変そうだし、それを作るとしても、コンピュータに番号を振って、送るデータにも番号を振らなければんらない。だからとりあえずコンピュータとデータに番号をふることにはなる。だからとりあえず三台を直截つなげてみてやってみるということになりそうだ。そしてそうやってみたら、きたデータが自分当てかみて、そうじゃないなら捨てるのは簡単だという風に気づきそうだ。

でも電話の場合でも最初に三台つないだ人は、交換機なんか介さないで直截つないだだろう。糸電話電話みたいなのを3つつないだように。それが交換機が必要になるのは、つながる電話が多すぎて、もう話せなくなってしまうか、あるいはプライバシーの問題を考えるかのどっちかだろう。声の大きい人が勝ってむかつくかもしれない。いずれにしても身内だけでやらないとなった場合は交換機は必須なものとなってしまう。

たいした結論は出なかった。

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