民主党への期待

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民主党への支持率も落ちてきてマスコミの攻撃も激しくなってきて鳩山首相もあせっているようだ。ここで改めて民主党への期待と要望を書いておきたい。自分が民主党に期待したのは大きく2つ、1つは日本に残る封建的残滓の除去、1つは市場主義からの決別。

封建的残滓は国にも企業にも残っている。ホリエモンを退場させた力、経団連や大企業経営陣の非オープン性、拙い精神論、連帯責任、こういったもの。民主党は政治を開こうとしていてこれは期待できる点だが一方社会に対しては何もしていない。いや少しはしている、例えば連帯保証人の禁止とかの話を聞いた気がする。だが十分ではないしそれを問題ともしていないようだ。この力を小沢氏に期待していた。天皇への対応もこのひとつで評価している。だが最近はおとなしくしているようだ。そこで具体的な提言を思いつく限り書く。

・年齢情報の秘匿化:就職にあたって年齢が大きな壁になる。新卒至上主義も同じようなものだ。そこで年齢という情報はもう表に出すものではない、としてしまうのが良いと思う。どうしても必要な場合は許認可制とする。就職でそれを求めるのは当然厳しく咎められる。

さらにラディカルには学歴や就業履歴を求めることも禁止する。となれば企業はその人の実力を見なければならなくなり、封建的ノイズを除去できる。

市場主義からの離別は鳩山首相が資本主義批判をしたことからも見えるように民主党の方針だ。06景気回復では潤ったのは一部であって、決して「みんなが豊かになる」ということはなかった。民主党は自給1000円を掲げていたがまったく言われなくなり、あたかも、それは景気が回復した後だ、みたいな感じになっている。そして雇用調整助成金という逆の政策を行っているように見える。この政策は封建的残滓を残す方にも作用する。大事なのは「国民の生活」であり、すなわち人の命であり、法人の命ではない。

しかしそうすると必ず失業者が出る。そしてそれについてはセーフティネットだと言われる。ベーシックインカムなどとも言われる。職業訓練とも言われる。しかしどれもよってもそれは封建的残滓の残る資本主義へ戻すことであり、友愛的とも思えない。よって提言とすれば職を国がつくることだと思う。しかしこれを言うとマスコミ大騒ぎ、経済人大騒ぎ、国民大騒ぎ、社会主義ィ社会主義ィヤバイヤバイ、ハイエク様やばいです、善意舗装キタ、怠け者怠け者、になるのは目に見えているし自分的にも整理できていないのでそれは改めて書きたい。

もうひとつは労働時間を減らすこと、これについては長妻氏があるていど言っていたが、抜本的なものではなかった。

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