ツイッターは高々一言を書きこむような簡易ブログにしか見えない。流行った理由はお手軽だとか言われてるけど、もう一つはAPIと呼ばれる機能を外部に公開する仕組みのおかげだと思う。
APIそのものはツイッター以前からもあったが、ツイッターはその公開度合がとても大きのが特徴。通常は何らかのウェブサービスがあった場合、そのサイトにアクセスしなければならないことが多い。読み込みはできても書き込みまでできるものは少ない。
ツイッターのAPIは外部からの書き込みにも対応していて、ツイッターのサイトに行かなくても、書き込みができる。例えばこのサイトのコメント欄に対して、ツイッターのユーザーがツイッターのサイトに行くことなくツイッターに書くのと同時にこのサイトにも書くことができる。もちろん最初は認証作業が必要だが、一回だけだ。
ツイッターの場合は企業で、そうなると、収入を得なければならなくて、サイトで収入を得るには広告を貼ることになが、APIで書き込みができてしまうと広告を通り抜けるし、APIに広告があったら使いにくくなる。
こういう公開性でみると、アメリカが最強で、日本はおそらく先進国では最下位レベルではないかと思われる。特に大企業がこういうことに弱い。
弱いというのは何も経営者のせいだけじゃなく、そういう直接的にはカネにならないように見えるものに対して株主が批判的かもしれないし、社会全体でそういう雰囲気がないからかもしれない。
ツイッターのやっていることは実は生産機会の提供でもあって、それによって仕事が生まれる、という側面もある。
これからの企業の役割は、ただ単に自身が生産するだけでなく、生産機械も提供するということが必要だろう。